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【現役薬剤師が教える!お役立ち情報】ピッキング時の注意点

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目次

処方せんに基づいて調剤するとき、薬棚から薬を取り出すことをピッキング(計数調剤)といいます。
最近だと、ロボットが自動で薬の箱を取り出したり、調剤補助員がピッキングしたりするため、薬局によっては薬剤師がピッキングをしないこともあります。

今回は、薬剤師が直接ピッキングするときに注意したほうが良いポイントを解説します。
処方せんの原本を持ちながらピッキングすることは、一般名処方が普及している現在ではあまり行っておらず、入力済みのお薬手帳や調剤指示書を見ながらピッキングすることがほとんどでしょう。

ピッキング時の注意点は
・処方日数分の錠剤になっているか
・期限が切れていないか
・PTPシートに破損はないか

を確認しながら薬を箱から取り出します。
このとき、新しい箱を開けるときは、期限が近いものから開けること、他に開封済みの箱がないかどうかを確認してから開封しましょう。
薬価の高い箱を開封すると、返品ができなくなり、不動在庫となるときに大きな金額のロスに繋がります。

また、ピッキングした薬は輪ゴムで留めることがほとんどですが、しっかり向きを揃えて輪ゴムで留めましょう。
そもそも薬局も医療サービスなので、向きがバラバラになった薬を出すことはサービスの質の低下に繋がります。
抜けやモレを防ぐために、同じフォーマット(規格)で扱うことはミスを起こしにくくする一工夫です。

処方日数によっては、PTPシートをハサミで切って、奇数で出すことがあります。
例えば、21錠の場合は、10錠シート2枚+1錠ではなく、10錠シート1枚+5錠(10錠シートをハサミで半分にする)+6錠の組み合わせで21錠にすることが多いです。
これは、PTPシート1錠だと薬局も患者さんも取り扱いにくいためです。

奇数の処方日数が続くと、奇数のPTPシートがバラバラと出てきますので、都度使い切るように組み合わせて、溜め込まないように注意しましょう。
また、溜め込んだバラのPTPシートを患者さんにまとめてお渡しするとサービスの質の低下だけではなく、錠数間違いをしてしまうリスクが増えるのでやめておきましょう。

以上のことは、薬剤師だけではなく、調剤補助員においても同様です。薬剤師は上記に加えて、薬の組み合わせに問題がないか、患者さんに適している薬かどうかも合わせて考えながらピッキングすることになります。普段触っていない薬は効果効能や作用機序、相互作用についても忘れがちになったり、曖昧になってしまうことがあります。ピッキングのときには意識して思い出すトレーニングにもなりますので、曖昧なところを確認していくためにも、この作業は必要不可欠です。

最後に、集めた薬は処方せんの原本に基づいて鑑査します。入力された情報と、処方せんの原本と集めた薬が合っているかを確認するため、原本を確認せずに鑑査することは鑑査と言わないことを肝に銘じましょう。
調剤事務員や機械が集めた薬は入力に基づいて集められていますが、処方せんの原本に疑義がある場合はそのまま調剤せず、疑義照会して、疑義が解消してから調剤しましょう(※)。

※処方せんを受け付けた時点で疑義があれば先に疑義照会をしますが、途中で気づくこともあります。

 

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