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【現役薬剤師が教える!お役立ち情報】ブランクがある方向け~医薬品情報の収集方法編~

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目次

ブランクがあったり、ほぼ未経験から薬局薬剤師を始めるとき、心配になることの一つに、医薬品情報収集があると思います。

処方せんと併用薬、副作用歴といったデータをあわせながら、処方せんに書かれている医薬品の調剤とその説明が求められるとき、大抵の場合は電子薬歴に添付文書の情報が載っていたり、患者さんにお渡しする医薬品情報提供書にもある程度のことが書かれているため、まずは現場でよくお渡しする機会のある医薬品から情報収集する必要があります。

ここでの情報収集は大きく分けて3つあります。

  1. 作用機序と処方意図が合っているかどうか
  2. 実際の治療成績
  3. 副作用情報

1の作用機序と処方意図に関しては、そもそも薬剤師になったあとでも、薬の作用機序は触れていない薬や新しく出た作用機序の薬の場合は覚え直したり、新しく覚えたりします。
話題性のあるものであれば、日経DIさんや薬局に蔵書している書籍、インタビューフォームから情報は得られることが多いでしょう。
特に、インタビューフォームは投薬時にすぐアクセス出来ない場合もあるため、よく出る薬については、一度確認しておいたほうが自信に繋がります。
どのような情報をインタビューフォームから吸収するかに関しては、その時の使い方次第であることも多いですが、基礎的な情報収集としては、開発経緯、作用機序、副作用情報、効能効果、薬物観相互作用の欄を見ておくとようでしょう。

2の実際の治療成績の収集は、実臨床での研究論文や、大規模治験のレビューなど、添付文書の治療成績から一歩進んだ情報収集です。
メディカルトリビューンさんから最近話題の治療成績についてや、診療ガイダンスの更新について情報を得られる事が多いです。
診療ガイダンスは、それぞれの疾患ごとにエビデンスとともに推奨される治療が記載されていますが、無料のものと有料のものがあり、ブランクがある段階で読むと、かえって混乱を招くため、余裕が出てきてからでも十分間に合います。
MINDSといった無料ガイダンスをまとめているサイトから、公開情報として、情報を得るようにすると処方意図をつかみやすくなります。
ガイドラインに使われている引用文献まで読み込んでいくと、より理解が深まりますので、興味のある分野を見つけて、ガイドラインに馴染んでおくと薬剤師としての自信の構築に繋がります。

3の副作用情報は、最新のものは、厚生労働省やPMDAが出している定期的なデータを見ていく必要があります。
ただ、一般的な副作用に関しては、添付文書とインタビューフォームを見つつ、患者さんに服薬指導します。
ただし、副作用をそのまま伝えると、人によっては自分の想像以上に恐怖を覚える方もいらっしゃるため、2の治療成績を踏まえて、副作用の予兆をお話することで、間接的に副作用リスクへの対応方法をお伝えすると、前向きな薬物治療のお話ができるかと思います。
例えば、高LDL血症で処方されるスタチン系薬剤は副作用に横紋筋融解症がありますが、いきなりそう伝えるのではなく、血液検査で前触れがわかること、予兆として筋肉痛やしびれ、尿着色があるので、兆しが見えたらすぐに相談いただけると重症化せずに対応できます。

情報収集はさまざまな方法があると思いますが、今回はSNSや検索方法については除外させていただきました。
なるべく、公平に、科学的な情報を得られるように自信がついたときに、参考程度に自身の知識に取り入れましょう。
ただし、前提は一次情報に必ずアクセスできるもの、これは薬剤師としてとても大事な視点ですので、ぜひ意識してブランクを取り戻してください。

※参考
MINDS
https://minds.jcqhc.or.jp/

メディカルトリビューン
https://medical-tribune.co.jp/

 

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